異業種のキャリアチェンジ / よくある不安 01

未経験の分野で、何ができるのか不安

医療現場しか知らない自分に、一般企業で通用するスキルがあるのか、という不安は大きいと思います。正直に言うと、理学療法士としての実務経験そのものが、一般企業で求められる経験と直接合致することは、それほど多くありません。

だからこそ、視点を変える必要があります。実務スキルではなく、リハビリの仕事を通じて身についた非技術的なスキルに目を向けると、話は変わってきます。患者さんやご家族、他職種との間に立って動く調整力、意見が異なる相手と折り合いをつける折衝力などは、業種を問わず評価されやすい力です。私の場合、施設開発の現地調査では地域や関係者との折衝が、総務の仕事では他部署との調整が日常的にありましたが、どちらも医療現場で培った感覚がそのまま活きた部分でした。

ちなみに、Excelなどのツールスキルは、今ではAIが高い精度でこなしてくれるようになり、以前ほど強みにはなりにくくなっていると感じています。だからこそ、ツールの操作スキルより、人と人の間に立つ調整力・折衝力のような、人にしかできない部分をアピール材料にすることが、とても有効だと思っています。

大事なのは「何ができるか」を並べることではなく、希望する職種に対して、自分の経験の「どこ」を「どのように」結びつけられるかを考えることです。「今の自分に何ができるか」ではなく「何をしたいか」を先に決めて、そこから経験の中でアピールできる部分を振り返る方が、うまくいきやすいと感じています。

採用する側も、未経験であることは織り込み済みで採用しています。入ってから学べば十分な部分も多く、そこまで気負う必要はありません。ここは特に、一般企業で働いた経験がないほど自分だけでは判断しづらい部分なので、エージェントに経験を伝えて、どこを押し出していくべきかアドバイスをもらう価値が大きいところです。

自分の経験をどう伝えればいいか、まずはエージェントに相談してみませんか。

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